ADC
アメリカのカートリッジのブランド。ADCはAudio Dynamica Corporation の頭文字である。IM(インデュースド・マグネット)型カートリッジの代表的ブランド。ブランド初期にはMM型を手がけていたが、シュアーがMM型の特許を取得後、IM型に転身した。早期から軽針圧のカートリッジを出したブランドでもある。1970年頃の代理店は「今井商事」、1975年頃には「ビー・エス・アール(BSR)ジャパン」に変更 、1989年頃には�海TIジャパンとなった。 1990年代初頭に国内市場からは撤退した模様。
なお、アメリカのADC本社はBSRに買収され、創業者のPritchard氏が、その後立ち上げたSonic Research社のブランドが、「SONUS(ソナース)」である。
(Acctrac4000 1970年代末のアナログプレイヤー すでにリモコン対応だった。)
�T.カートリッジ1.IM型
シュアーのMM型特許回避の為同社が転向したのがIM型。MM型よりカンチレバーに取り付ける磁性体が軽い為、軽針圧カートリッジが作り易い。
�@60年代のモデル
シュアーのMM型特許成立後登場したのがPOINT4。その他70年代初頭のモデルの原型が登場している。
(POINT4)
(左 10E 右 660)
�A70年代初頭のモデル
(10/E MK-�U)
(660XE)
(3種の針が付属する25)
�BXLMシリーズ
(XLM)
(Super XLM/�U)
XLM/�U Super XLM/�U XLM/�U Improved
(XLM/�V)
(XLM/�W)
�CVLM/ZLMシリーズ
(VLM/�U)
(ZLM)
(ZLM Improved)
�DQシリーズ
(Q36)
(QLM36/�U)
(QLM32/�V)
QLM30/�V QLM32/�V QLM33/�V QLM34/�V QLM36/�V
(QLM36/�V Improved)
QLM30/�VE.P. QLM31/�VE.P. QLM36/�V Improved
(QLM35)
�E一体型
(Protrac XLM/2)
Protrac XLM/1 Protrac XLM/2 Protrac XLM/3
�FPSXシリーズ
1983年スタートの入門〜中級機シリーズ。手元資料では確認できないが、形状及び針圧設定から考えて、T4P規格の製品なのかもしれない。
(PSX-40)
�GTRXシリーズ
このブランド最後の高級機シリーズ。各所に日本製(アツデンのOEM)との記述がある。
(TRX-3)
�Hその他
(Astrion)
2.MM型
シュアーのMM型特許成立前に発売したMM型。ハイコンプライアンスMM型の先駆け的存在。
(1(ADC-1))
3.MC型
(MC/1.5)
(84/E(プリチャード))
(LMF-2)
�V.その他
ヘッドシェル2点とカートリッジキーパー。